「がんばる」は無理をすることではない
僕たちは「がんばる」というと、歯を食いしばって無理をするイメージを時々持ってしまっています。
そうやって苦しんでる人をみては、「頑張ってて偉いなぁ」と言って、評価してしまったりもします。
それも間違いではないと思うのですが、「無理をする」必要は、実はそんなにないと思います。
例えば、今は無理だなと思ったら、じっと期が熟すのを待つ。
そういう「慎重さ」「工夫」も頑張りの一つだと僕は思います。
企業なんかでも、部下の頑張りを評価する時、軍隊式に、とにかく遅くまでやってるとか、根性・根性で、苦しんで無理をしていたら「頑張っている!」と思うのは、ちょっと古いんじゃないでしょうか。
僕なら、工夫のない、無謀で無理な頑張りは評価しません。それでは長続きしないし、健康を害してしまったりしたら、成長をそこで止めてしまうからです。
インフルエンザで高熱があるのに無理に出てきて、他の人にうつす可能性を考慮しない人より、「無理せず休む」という判断をする人の方が、評価すると思います。
僕は、学生時代の勉強も、1日8時間勉強しよう!という目標は立てて勉強はしませんでした。その日の体調によって、できる日とできない日があるからです。
ですから、心地よく、楽しく勉強ができる日はたくさん。
そうでない日や気持ちが乗らない日は、休憩が必要なんだなと思って、思い切って勉強から離れるという事もしてました。
もちろん、時には歯を食いしばって、踏ん張らなくてはならない時はあります。
それは否定しないのですが、毎日無理を続けていると、いざ、そういう場面に出くわしたとき、無理が利かなくなってしまう恐れがあると思うのです。
僕の考えが、絶対の正解ではありませんが、そいういう考え方もあるという事をお伝えしたいと思います。