全身浴・再考 冷えとり健康法

半身浴が腰から鳩尾(みぞおち)までの間のお湯の高さで、ゆっくり温まるのに対し、全身浴は肩まで浸かる事を言うと思います。

 

冷えとり健康法では、寒いときに、数秒、この全身浴を行って、後はずっと半身浴ということが推奨されてました。

 

半身浴では、上半身である腕もお湯から出すように指導してますが、最近思うのは、この肩まで浸かるのも、実は、メリットがあるのではという事です。

 

で、自分でもやってみてメリットに感じた事です。

 

メリット1 最も凝りやすい、首・肩周りの筋肉、骨、関節を、直接温められる。 

 

半身浴でももちろん血流と共に温まってゆくのですが、時間がかかるときもありますし、冷えや血流の滞りが強いときは、直接に勝る物はないなと感じます。

 

やってみたところ、肩こりはもう何年も感じたことがない僕でも、少し左側の首が楽になってスッキリしている部分がありました。

 

 

メリット2 風邪・インフルエンザの時に、呼吸器、気管や、気管支、肺を直接温められる

 

  これは、例えば風邪やインフルエンザなどの時に、喉や呼吸器を直接温められるのはメリットだと思います。

 

ウイルスは熱に弱いので、身体は体温を上げて、その増殖を抑えようと「熱」を上げるわけです。

 

それと同じ温度のお湯に浸かっていれば、熱を上げる必要がないので身体もかなり楽なのですね。

 

風邪・インフルエンザのウイルスが気管支や呼吸器から入ってくるので、そこを直接温めてしまえ、というわけです。

 

 

メリット3 普段、温められてない箇所の毒だしが起こった?  

 

これは僕の感じたこととエネルギーテストで確認したことなのですが、肺と心臓の毒だしが活発になったと感じます。

 

内臓は心の毒を出す働きもあるので、精神衛生上にも良いかもしれません。

 

 

メリット4 呼吸に関係する筋肉・肋骨等を直接温められる  

 

肺は、周りの「呼吸筋」や「横隔膜」という、肺の下を覆っている筋肉の動きと、肋骨等の動きが連動して、肺に空気を入れたり、空気を吐き出したりしています。

 

それらが温まり緩まることで、呼吸が深くなる効果も期待できるとみています。

 

メリット5 やはり暖かい  

 

冷えとりの勧める正当なやり方の半身浴は、気の流れ・経絡(けいらく)が、指先から始まる事を考慮して腕は湯につけないように指導されてますし、僕の作った資料も腕は基本出すとしてたと思います。

 

なのですが、冬場はやはり指先がかなり冷えてる人もいますし、半身浴していても直ぐに温まらない事があります。

 

また、お湯炊きができる家は良いのですが、そうでないご家庭はどうしてもお湯の温度が下がってきてしまうので、後半も半身浴だと寒くなってしまう可能性はあると思います。

 

そのような時は、この全身浴も良いのではと思います。

 

デメリットとして   あまり熱いお湯で行うと、長く入っていられなくなる事も。

 

心臓に何か疾患のある方で、高血圧の方とか、急激な温度変化を避けた方がいい方は、 やはり半身浴の方が負担は少ないと思います。

 

内臓圧迫はあるか?   むかしは半身浴の方が負担が少ないなと感じていて、それは「肺」に水圧というのがかかるから?と考えていたのですが…   今回全身浴も試したときは、少しその負担を感じなくはありませんでした。

 

が、慣れてみるとそうでもない?か。   一応エネルギーテスト上では、「圧迫は無し。単純に以前の温度が熱すぎて、内臓が嫌がっていた」という反応はかえってきます。

 

(余談ですが、以前のエネルギーテストはYES・NOでしか解答が得られなかったのですが、最近は少し複雑な解答が返ることがあるので助かってます…)

 

まとめると   姿勢的にも、じっくり温めたり「頭寒足熱」を考えると、やはり半身浴の方がバランスがよく、日ごろは半身浴がおすすめ。

 

ただし、首肩コリが酷い場合や(首から来ている腰痛の方も)指先の冷えの強い人、風邪・インフルエンザで、のどや気管や肺を直接、温めたい時、追い炊き機能がなく、後半お湯の温度が下がってしまう方は、全身浴おすすめ。

 

僕は半身浴を基本に、時々全身浴をしてみて、また半身浴に戻したり、を最近は良く繰り返してます。

 

ただし、半身浴のお湯の高さで、首のところまでお湯につけるには、かなり身体を丸めないとだめですが。

 

もし宜しければ、お試しください!

 

 

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