野菜不足解消に お子さんへの食育の観点から

「食育」お子さんが野菜を、苦手意識なく食べられるように

だいぶ前の話ですが「食育(しょくいく)」に力を入れている、幼稚園の園長先生のお話をたくさんうかがえる機会がありました。

「食育」とは「食生活」に関するさまざまな「教育」とされ、食を通じて健康・成長・さらには食事や料理を通して人の一生・暮らしや、人間性も良くしていこう、というような考えです。

その一環としてお子さんが栄養ある野菜を、苦手意識なく食べていけるようにする、ということを真剣に考えておられました。

お話うかがってますと、野菜嫌いの子供に無理に食べさせるようなことはしてはいけないと考えてました。

無理強いをすると、お子さんの野菜に対しての苦手意識を、更に植え付けてしまうことになるからです。

ではどうするかというと、野菜を細かくして、お子さんでも食べやすく工夫をしているとのことでした。

そうしたら、ふだん野菜が苦手で、あまり食べたがらないお子さんも、喜んで食べてくれるようになるのだとおっしゃってました。

野菜を細かく刻んで色々な料理に使う

大人でも野菜丸ごとは食べにくいですが、細かくして料理に混ぜてあったり、みそ汁の具だったり、スープやカレー等の具材としてなら、食べやすいということがあると思います。子供も大人もそこは同じかもしれませんね。

大人も子供も、野菜を無理なくとっていくために、調理に工夫してみると良いというわけです。

例えば、みそ汁、コロッケ、ハンバーグ、餃子、麻婆豆腐といった定番のメニューにも、ニンジン、キャベツ、ブロッコリー、ピーマン、カボチャ、玉ねぎなどの細かくした野菜を少量、食材としてミックスして作るだけで、普段の料理に栄養がプラスされていきます。

鉄分やカルシウムなどのミネラルを補うには、ほうれん草や小松菜など緑の葉物野菜がよいと思います。

あるいは「ごま」を混ぜたりしても良いかもしれません。

包丁で細かくするのはちょっと大変だと思うので、フードプロセッサ等を使って細かくしてもいいと思います。

また野菜を細かくして煮込んだスープであれば、栄養が溶けだしていて消化・吸収にもよく、栄養失調気味の方や、胃腸が弱っているときにも最適です。

野菜をフードプロセッサ等で細かくしたスープ作りは、研究する価値は高いと思います。普段のお味噌汁に野菜を少し、混ぜてもいいと思います。

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野菜はいっぺんに沢山食べるのではなく、少量ずつ毎日とっていく

野菜不足というと、たくさん山盛り食べなくてはならないと思うかもしれませんが、野菜は食物繊維など消化しにくい要素もあり、一度に沢山は食べられません。

また野菜から摂取できる水溶性ビタミンは、身体に蓄えておくことができません。

ですから基本的な考え方として、毎日少しずつ野菜を食べて、コツコツと栄養を補給していくのが良いのではないかと考えます。

そうした毎日の小さな積み重ねが、栄養状態の改善につながります。

ビタミン・ミネラルは心身の健康や成長に必要

「ご飯を食べる」というと、白米やお肉をがつがつ沢山食べるイメージがあるかもしれませんが、それでは栄養は十分ではありません。

新鮮な野菜などからとれる、ビタミン・ミネラルの中には、身体の調子を整える物・精神面にプラスに働く物・血液や骨を作る物・身体の成長に関わるものがあり、心身に大変重要なものです。

栄養状態の改善が、心身の安定・パフォーマンス向上・人生的な展開につながることも

その人の食習慣の問題や、何らかの不調で胃腸の消化・吸収が落ちると、栄養状態が悪くなることがあります。

特定の栄養素が不足すると「欠乏症(けつぼうしょう)」といって、病気になることがありますし、そこまでいかなくても栄養状態が下がると、調子が出ないとか、集中力が下がるとか、パフォーマンスが下がってしまうことが起こり得ます。

スポーツ番組などみると、時々、栄養状態が悪く、試合前からパフォーマンスが悪い選手を見かけることがあります。減量のキツイ、ボクサーなどに多いでしょうか。野菜のスープくらいは食べても太らないのではとも思うのですが。

また栄養状態は、内臓の働きや、生殖機能にも関係してきます。

子供を望んでいるご夫婦でしたら、男性側も女性側も、栄養状態が改善が子宝に恵まれやすくなる、ということは間違いないとみています。

ですから不妊治療の際には、ご夫婦どちらも栄養状態を改善することも、同時に考えられると良いと思います。

また不妊治療であれば、豆類をとって、良質な植物性たんぱく質を摂取することも大切だと思います。タンパク質が、細胞や身体の材料となるからです。

お子さんだけではなく大人も、細かくした野菜を料理に加えたり、野菜のスープを作るなどして、少量ずつコツコツ野菜不足・栄養状態を改善してゆくと、心身の安定や、パフォーマンスの向上が見込め、さまざまな人生的な展開にプラスになるかもしれません。

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