子宮頸がんワクチン被害者の訴えに耳を傾けるべき

子宮頸がんワクチンに関して2つのニュースを要約してご紹介したいと思います。

 

子宮頸がんワクチン被害者、車いすの少女たちが悲痛な叫び「苦しむのは私たちで最後にして!」

(オルタナのヤフーニュースの記事より)

子宮頸がんワクチン副作用、心理面配慮の治療で7割改善

(TBSのヤフーニュースの記事より)

 

子宮頸がんワクチンは日本では、2009~2010年に認可され、2013年4月からは、小学校6年生から高校1年生の少女に対して、無料で国による定期接種が始まりました。

 

ワクチンは

サーバリックス(グラクソ・スミスクライン社製)

ガーダシル(МSD社製)の2種類

 

ところが、このワクチン接種後、全身の疼痛やマヒ、失神や歩行障がい、計算障がいや記憶障がいなど被害報告が厚労省に2000件以上報告され、昨年6月には接種の積極的勧奨が一時中止されます。

 

7月4日、車いすに乗った少女やその家族、議員らが、「ワクチン定期接種勧奨の再開はしないで」「十分な被害実態の調査と原因究明を」と厚生労働省前で訴えました。

 

19歳の車椅子の少女の声

「高校の同級生たちは卒業後は就職か進学かしたが、私は症状のため、どちらもできなかった。被害者の友人で、学校を辞めさせられた子もいる。ワクチンの推進はやめてほしい」

 

別の女子高校生の声

「私もひどい時は、友だちの顔もわからなくなり、時計も読めなくなった。ワクチン接種の後、何もかもが変わった。

 

医師からは『気のせい、親に頼ってばかり』と自分のせいにされ、さらに傷ついた。

苦しむのは私たちで最後にしてほしい」と訴えた。

 

 

今年1月の厚労省部会では「心身の反応が原因」として原因を究明していく姿勢を示していた。

 

 

心身の反応が原因とはどういうことでしょうか?

 

 

7月4日、厚生労働省の研究班が4か月ぶりに検討部会を開き、女子中高生らの診察にあたっている厚労省研究班の医師が心理面に配慮した治療などでおよそ7割の人の体の痛みが改善したとの治療結果を報告した。

 

 

・・・もちろん、10代の女性が、これだけの苦痛を受けたので「心のケア」は必要なのは間違いないですが、この車椅子の女性の歩行障害やその他の重篤な反応が「心のケア」で改善されると本気で考えているのでしょうか?

 

医師からは『気のせい、親に頼ってばかり』と自分のせいにされ、さらに傷ついた。

 

この訴えを、どうとらえているのでしょうか?

四か月もかけ、税金をかけていったい何をしているのでしょうか。

この訴えの聞き取りはなされないものなのでしょうか?

 

 

ところが、この部会では「心身の反応」=「心因性」と誤解があったので、「機能性身体症状」だと言い始めているそうです。

 

 

自身の子供も被害者の一人である、全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会代表の松藤美香氏は、

「『心身の反応』を『機能性心身症状』と言い換えただけで、中身は何も変わっておらず、原因究明は進んでいない。ワクチンの成分自体に対して何も言及されないのはおかしい」と述べた。

 

 

内部からも声があがってはいるようです。

 

厚労省の副反応・痛み研究チームの信州大学医学部池田修一教授は「副反応の全てのことを『心因性の反応』と説明することは医学的に不可能」との見解を示してはいる。

 

 

ところがこの後、池田修一教授という方は、この調査班から外されているとも。

 

 

更にこんな指摘も。

 

 

薬害オンブスパースンの隈本邦彦氏(江戸川大学教授)は、「検討部会の委員の半数以上がワクチンメーカーから寄付金や講演謝礼などの資金供与を受けている。

利益相反に觝触しないのか、公平な判断が果たしてできるのか」と疑問を投げかけた。

 

4日の部会では、今後のワクチン接種の対応については話し合われませんでした。

 

もうすでに大きな薬害問題にまで発展していると思うのですが、被害者と本気で向き合わないのであれば、もっと・もっと大きな責任問題に発展するでしょう。

 

 

ちなみに、「厚生労働省の研究班で、被害女子高生の心理面を治療している医師」というのは、こちらの記事には名前がありました。

 

接種後の痛み、治療で7割改善…子宮頸がんワクチン

(読売新聞の記事)

 

 


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