人と話すのが苦手なので聞き役になってみた話
内向的で人と話すことが苦手だった自分
患者さんとお話していて思い出したのですが、僕は人と話すのが苦手でした。
みんなのように会話を盛り上げるとか、自分から話しかけるという事が出来なかったのです。
元来、外交的な性格でもなく、高校生の時なども友達に混ざるより、ひとりでいる事を好んでいたというのもありますが、しかしそうなると、本当に社交の場、飲み会の席などで困ることも多かった。
テレビもあまり観ないので話題にもついてゆけず…。
無理に話さず聞き役に徹するように変えた
で、どうするか。発想を変えて、自分は聞き役に回ってみんなに話してもらってそれを聞いていればよいんでないか?という風に思いつくに至りました。
みんな「自分の話を聞いてもらいたい」という人の方が圧倒的に多いというのは本か何かで読みましたし、悩み相談も聞き上手が良いという事も知っていたからだと思います。
心理カウンセリングでも、クライアントの話をひたすら聞いて受け入れと傾聴に回るといいます。
ですので無理にこちらから話さず聞く方に重点を置いてみました。そのスタイルに切り替えてからは、そんなにストレスなく周囲の人の中に居られるようになったわけです。
元々、昔からバイト先でも学校でも、悩み相談されて聞き役に回ることが多かったような気もします。聞く方が自然とできるようになっていたのかもしれません。
営業職でも聞き役に
またその後、会話も電話も苦手なのに始めてしまった会社の広告営業職では、この技術を応用します。
ガンガン饒舌に話す営業スタイルは早々に諦め、お客さんにどんどん話してもらって、こちらはそれをヒアリングして広告の構成と内容を考える。
やり方としては、最初にこちらから少し話題を振ったり、質問をするなどして後はひたらすらお客の話を聞くという事をしていました。
電話でアポイントを取るのも基本このスタイルです。
無理に売り込もうとせず、話を聞く。
ただお客側もあまり話すタイプでなかったり「営業は喋ってなんぼ!自分を売り込め!盛り上げてみせよ!」というタイプの方は難しかったですが。
自分の弱点・苦手分野で勝負せず、それと逆のやり方で勝負
時には苦手分野でも勝負しなくてはならないときもあると思います。
が、自分の弱点・苦手分野で無理して勝負するのではなく、得意分野で勝負してみる。発想を変え、自分なりに、今できる手持ちのもので何とかしてみた、という話でした!