患者さんの苦しみと孤独と焦り
不調の人が感じる不安・理解されない孤独…
患者さんのご相談うかがってますと、多くの方が「孤独感」を味わっていることがわかります。「誰に話しても自分の苦しみを理解してもらえない」という孤独です。
僕も、20代のころは冷えと心の毒で、時々寝たきりになるほど体調がひどいということがありました。
病院で検査しても、数値は異常ないから「健康です」と言われてしまうし、知人に話せば「そんなものは気持ちの持ちようでなんとかなる」などと言われ気分を害したものです。
実際にこんなに辛いし、気持ちが悪いのに…、と孤独や不安を感じたわけです。
患者さんとお話していると、自分のことを思い出します。
確かに、病気の人の苦しみ100%そのものを、本人以外の人が理解することはできないかもしれません。自分の体感ではないからです。
ですが、自分もそのような体験がありますので、患者さんのものすごい不安感や焦り、孤独感がある、ということは理解しているつもりです。それは忘れないようにしたいと思ってます。

