いじめ、甘くみない まず子供の味方に
「いじめ」というのは、最悪の結果を招く事があります。
まず大前提として、親御さんも学校の先生も、これを念頭に置いておくべきだと思います。
どうもお子さんがいじめられているという患者さんのお話を聞いていると、担任の先生がいじめに対してあまりに甘く見過ぎている、という事が多く
時にはお子さんご本人が、担任の先生は頼りにならないから、助けを求めても後で仕返しされて激しくなるだけ…という趣旨のことを仰っている事さえありました。
どうしようもないので、校長室に御両親が乗り込むことで・おおごとにすることで解決した、という事がありました。
親御さんにおいては、まずはお子さんが「親だけは自分の味方でいてくれる」という立ち位置で常にいる事が大切だと思います。
時々、いじめられるほうにも問題がある、ということをおっしゃる方もいますが、そういうケースもゼロではないかもしれないですが、(いじめる側が仕返しされて立場が逆転するときなど)
それでも、集団で抵抗できない者を一方的に長期間嫌がらせをするというのは、卑怯で卑劣なことであり、いじめられる側に責があるとは言えないと思います。
また学校でも家でも、自分の味方がいない、逃げ場がないとなってしまうと追い込まれてしまいます。。。
いじめにしろ精神の疾患にせよ、自分が理解されていないと感じた時に、突発的に最悪の事態が起こることがあります。
ですから、親御さんは常に子供の味方に。
場合によっては不登校や転校などで子供を逃がす事も必要です。
そして学校の先生、また僕たちのような治療家も、できる限り、生徒や患者さんの近くにいるべきだと思います。
軽く見て、絶対に放っておいてはダメです。
自分の味方がいるという安心感でどれだけの人が助かるか。
何も意見をせず、ただ黙って話を聞くだけでもだいぶ心が楽になると思います。