楽を追求することも大切

「楽をする」というと、悪いこと・手抜きすること というイメージがありますね。

 

確かに、「手抜き」は困ったことなのですが、楽な動きをする、心が楽な方を求める、というのは、人によっては結構大事だと思います。

 

ここで言う「楽」というのは、「心身が心地よく感じる・自然な動作」という意味が含まれます。

 

スポーツ選手や、楽器をやる人であれば、「楽で自然な身体の動き」を追求することは、自身のパフォーマンスや選手生命・演奏家生命を大きく上げてくれます。

 

逆に、パワーや筋力が重要で、力任せに、気合や根性だけでやろうとすれば、自然で無理のない身体の動きが損なわれてしまって、パフォーマンスが落ちたり、安定しなかったり、身体にもダメージが蓄積されて故障しやすくなるなど、返ってよくないことが多くなる可能性があります。

 

これは、私たちの日常にもあてはまります。

 

「頑張る」のは尊い事ですが、

 

この中に、必ずしも、歯を食いしばって、「辛い思いを必ずしなくてはならない」というのはないんですね。

 

心も身体も、「心地よく頑張れる」「楽で自然に頑張れる」という方向性があった方が、楽しく・無理なく続けてゆけると思います。

 

家事で腱鞘炎になったり、何かの動作ですぐに疲れてしまう人は、「ひょっとしたら無理しすぎか、力みすぎかな?」とか、「どうしたら楽に動かせるかな?」と、少し考えてやってみると面白いと思います。

 

方向性のヒントとしては、「力み過ぎない」ということ。

 

あとは、

 

「自分が心地よく感じ、疲れにくい」「気持ちが楽」

 

これを基準にしてみると、良いと思います。

 

楽器や、スポーツ選手のように、道具を使う方は、練習の時に、いったんその道具を置いて、身体だけでどうしたら楽か?疲れない動きか?観察してみるといいです。

 

すぐに疲れてしまうとか、痛みが出るという場合は、何か自然な動作から外れ、無理や歪みがあるかもしれないと思ってよいかもしれません。

 

気持ちが、すぐに辛くなってしまうという方は、何か、歯を食いしばってまで、無理な事をやっていないか。

 

「責任感」「こうあるべき」という考えも大切ですが、少し「頑張る方向性と考え」を「楽」「気持ち良い」方に変えてみるのも良いかもしれません。

 

 


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