本 飲んではいけない薬 必要な薬と不要な薬

飲んではいけない薬

 

新版 飲んではいけない薬 必要な薬と不要な薬/浜六郎・著(金曜日)

 

最近読んでいる本で、お勧めです。

 

浜六郎さんという現役のお医者さんが、医師の視点から、日常の風邪薬、抗がん剤、ワクチン、うつ病などへの抗うつ薬、睡眠薬、精神薬、アトピー、リウマチから、テレビコマーシャルで僕らもよく名前を知っている胃や腸への薬など、様々な「病気」と「薬」について書かれています。

 

安全性が高く、効果の良いものから、限定的な使用なら良いと思うもの、効果がなく不要だと思われるもの、重篤な副作用が報告されていて危険なものとに分けて、解説されています。

 

また、各病気についての対処の仕方も詳しいので子供を持つ親御さんから、治療家、お医者さんまで参考になる良著だと思います。

 

根拠なく薬が全て駄目!という本では決してなく、治験のデータや、他の医師の報告、海外の論文まで調べた上で根拠を提示されているのです。

 

また現段階でよくわからない薬に関してははっきり「わからない」と、慎重で中立的な立場を持って書かれています。

 

僕も薬が全て駄目とは決して思ってなく、症状が危険なときは自然治癒力が追いつかず、緊急で何とかしないといけない場合もたくさんあると思います。

 

また今現在、薬でバランスを取って働いたり、社会生活を送られている方もいらっしゃるので、一概に薬を悪者にする立場にありません。

 

しかし強い薬をいきなり大量に処方されてしまったり、本来の原則を無視して同じ効果の薬を何種類も同時に処方されたりして、重篤な副作用が出たり返って悪化してしまうケースは患者さんからもかなり報告を受けます。

 

僕の患者さんの中にも、抗うつ薬や睡眠薬を飲んだ後に、もともとはなかった症状、激しい怒り・異常な行動・自殺願望や強い自己否定が出てきて自分で自分じゃないような状態になってしまったという方もいます。

 

お医者にそのことを言っても、もっと薬を増やそうとするだけなので信用できず、漢方にしたら収まってきたと言う方もいらっしゃるのです。

 

権威あるお医者さんや大手の作る薬に限ってそんなことは・・・と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、こういったことは身近に結構あって、それは浜六郎医師のように現役のお医者さんや薬剤師さんもその問題を指摘していることです。

 

日本の政府が承認・推奨したものの、問題が報告されて、注意喚起がなされたり、海外では使用が限定されたり禁止されるケースもあるのです。

 

 

少し前に問題になった「タミフル」や接種後の重たい副作用が出た子宮頸がんワクチンも記憶に新しいと思います。

 

僕は、薬は、自分からはもう何年も飲んでませんが、勉強したいと思います。

 

 


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